企業が新たに本社ビルを建てたり貸事務所に入居する場合には、専門の会社にオフィス設計と施工を依頼する必要があります。
その場合には機能性を重視することが重要であり、家具やオフィス機器の配置を考えるのがポイントになります。
実績が豊富なデザイン事務所であれば、個別の企業のニーズに合わせてオフィスの設計プランを示すことができます。
特に柔軟にレイアウトを変更できるので、パーティションを活用したプランへの需要が根強いです。
パーティションを活用すると、必要に応じて会議用のスペースも確保できるようになります。
一方で賃料が割高な大都市の中心部では、コンパクトな貸事務所を有効に活用することが肝心です。
自由席スタイルのオフィスデザインであれば、営業で外出する社員が多い企業にも最適です。
社員の数と働き方を総合的に考えると、事務所の空間の効率性もアップします。
これまでの成功事例も参考にすると、より良い空間にすることできます。
オフィス設計というと、家具の選択や配置に拘るレイアウトに注目が集まりますが、順番がまさに重要性の高いポイントだといえるのではないでしょうか。
オフィス設計の基本的な考え方としては、空間をゾーニングで分けたり、動線を検討することが挙げられます。
またゾーニングや動線に合わせて設置するデスクを選んだり、他の家具も配置してオフィスを完成させることになります。
レイアウトはゾーニング、動線が決まらないと検討に入れないので、まずはこの2つを決めることが大事です。
最初からいきなり配置を検討するのは、後からゾーニングが決まる形となりますし、動線も結果として決まることになってしまいます。
これでは本末転倒ですから、必ず空間の使い方であったり、人の移動を考えてから配置する家具を選ぶことが必要です。
オフィスは必要なものが揃っていて集中できれば何でも良い、そういう考え方もありますが、しかししっかり練られている完成度の高い空間は、集中の度合いが違って仕事の効率も上がるのではないでしょうか。